山陽小野田市(厚狭駅)豪雨水害ボランティア 参加
2010年7月18日、 山陽小野田市(厚狭駅)豪雨水害ボランティア 参加
全国的に沢山の被害をもたらした、6月から続く梅雨期の大雨。この度は、災害救助法の適用を受けた山陽小野田市へ出向くことにしました。
降り止まぬ大雨のために復旧どころの話ではなく、やっとボランティアセンターが設置されたのが17日(土)のこと。早速手配をとり、約9時間の夜行バスに揺られながら、JRに乗り継ぎ厚狭駅に到着。
事前に知らされていた様子では、駅やその近辺は水没状態で、水道が使えないという恐ろしい内容を聞かされていた。
駅に着いてみると、既に復興作業が進められており、一見するにひどい状態ではないと見受けられた。
駅から福祉会館に向かう途中、壁垣に残された水害を記すラインは、ゆうに一メートルは越しているので、一部のエリアでは、ほとんどが床上浸水を被ったことは一目瞭然。
住民の方により家具の払い出しは進められているのだが、ボランティアセンターに寄せられる救援の内容のほとんどが、畳の搬出と床下の泥かきと石灰散布であった。
実際に、午前と午後とも訪れた二件の民家は、その場所によっての浸水具合により、程度は明らかに違っていた。要は、畳にかぶるか否かである。
午前に訪れた駅から少し離れたお宅では、あと数センチのところで畳と家具に被害が及ぶ寸前で、流れ着いた泥も、1センチに満たない粘土層のため、かき出しも比較的楽に進められた。相反して、昼からのお宅は、比較的被害がひどかった駅前商店街の奥手に位置する民家で、家財はすべて使い物にならず、かろうじて動く泥だらけの冷蔵庫が、永輝の源と張り切っておられたのが印象的であった。
粘土層の堆積は多いが、その除去を短期間にこなし、除湿の石灰を早急に撒くことが求められた。
ボランティア参加されたほとんどの方は、地元の方で、水害や断水を免れた地域から参加されていた。地元の商店街の被害ということもあり、思い入れもひとしおで作業の力強さを感じ得た。作業は実に効率よく、予想外に早めに切り上げることで、センターへ報告、解散となった。
本日(18日)の昼過ぎより、長らく続いた断水がようやく復旧しだした。
何よりもこの蒸し暑いさなかで、風呂に入れないのは実に辛い。これで少し落ち着けると安心された顔を、最後に見受けられて良かった。
実際に復旧はこれからです。さらに暑い夏の日が続くため、体調崩さぬように・・・。
(HICO)