「第二回 大阪ホームレス会議」を聴取してきました

ビッグイシュー基金が開催した「第二回 大阪ホームレス会議」を聴取してきました。
同紙コラム連載で作家の雨宮処凛さん、大阪のNPO法人釜ヶ先支援機構事務局長の沖野充彦さん、
ホームレス当事者であるの6人(東京から3名を含む)が加わり、理事長の佐野さんが司会。
老若男女さまざまの240名もが観覧者となり、若者ホームレスの問題を会談するものであった。

耳を塞ぎたくなるような現状も生々しく語っておられた若者たちに、共通して自己を責めすぎるといった傾向を危惧し、はやめにSOSを出してほしいなど、切羽詰まった応答がなされていた。

選ばれたホームレス出席者たち及び、私の知る限りのホームレスの方たちは、みな既に志は持っておられ、力強ささえ感じとれた。中には、そのポリシーが強すぎるため、景気に左右されやすい薄っぺらな就労社会に順応できないで嘆く者もいる。

何れにしても、この現状にいち早く気付き、何とかしてやろうといった若者ホームレスや、直接間接を含むサポートの方々は、この寒空の下、頑張っています。
がしかし、比較して貧窮を感じずしてなんとなく生きている若者たちがホームレス優劣として卑下している心の貧困の予備軍と考えれば、貧困とは別の意味合いでとても恐ろしい現状です。