ARK 20th ANNIVERSARY PARTY 参加
ARK ANNIVERSARY GARA DINNER PARTY
11月7日、アーク設立20周年を記念したパーティーが大阪中津ラマダホテルにて開催され、私たちも参加して参りました。
参加者は約100名、同伴したワンちゃんは約20匹。
使役犬(盲導犬等)以外の動物が日本の公共ホテルでディナーパーティーに参加できる日が実現するなんて!これまでARKさんが少しずつ積み上げてこられた社会に対する信頼と絶え間ない努力がこのようなかたちに現れたひとつといえます。
全国から集まったARKサポーターの皆さんと(私たちにとっては初めて)お会いできる機会でもあり、20年という長い年月を影ながら支えて来られた方たちとARKの深い絆・応援の基軸を垣間見る事ができ、本当に素晴らしい時間を過ごさせていただきました。
また、このパーティーを開催する大きな目的のひとつに、篠山で新たな建設予定のサンクチュアリ(動物保護福祉施設)の設立資金を募るということもあり、パーティオークションやフルートの生演奏、ラマダホテルさんでのディナー券などが当たる抽選会、その他にも楽しい催しでゲストを盛り上げる企画満載のパーティーでした。
18:30、オーナーさんとワンちゃんたちが玄関よりレッドカーペットを会場まで行進しながら入場するとあって、皆さんカメラを準備してご一行をお待ちかね。
一足早く、その光景を納めようと、1階エントランス前の裏口に待機する一行を覗きに。ワクワクする瞬間です。
カルテットの生演奏が始まり、いよいよ大行進の始まりです。参加者はその光景をファインダーにおさめようと、フラッシュの嵐!入場するワンちゃんたちも動揺を隠せない様子で、蛇行しながらもレッドカーペット上を行進する有様は誰が見ても微笑ましい光景でした。
本日の司会ブライアントさんはARKを支える有志。友人通訳(?)のサポーターと楽しいオープニングを祝した後、ARK代表オリバーさんのご挨拶。これまでの思いの詰まった祝辞と今後のARKが飛躍する事を願ったメッセージを述べられました。
改めて思うことに、ARKが凄い、オリバーさんが凄いと評価する事はもちろんですが、それ以前に、動物たちに対する日本の社会をもっとより良い形にしていかなければならないというメッセージを、真摯に受けるべきでしょう。やっと動物の福祉という概念が日本でも浸透しつつある今だからこそ、私たちは何をすべきかを、ARKのこれからの20年とともに考えてなければ…。
その後、ブライアントから大切なご案内。『4本足の方はあちらにトイレをご用意しております。大切な事でしょ?』司会者のセンスよい言い回しで、会場の雰囲気が一気に和みつつ、『ここは公共のスペースですよ、気をつけてくださいね!』という言葉が込められたお願いを、事前に皆様へ成されました。海外では公共の場でペットが粗相をすると罰金が取られるケースも珍しくないのです。
オリバーさんも始終ご機嫌の様子。『日本では始めての試みでしょう!何でも最初が大切です。サンクチュアリもそのひとつです。この機会をぜひ日本の皆さんにアピールしましょうね。』と仰られていました。
オーナーさんたちの心配をよそに、同伴したワンちゃんたちは“ワンッ”とも言わず本当にお利口さんでした。(まさに小さな子供さんよりも!)
きっとワンたちは、宴の間『久々に友達と会えてうれしいワン!ワオッ、みんなちょっと緊張してるな~。でも大切な人が楽しそうならそれでいいや。』なんて思いながらも始終飼い主さんと楽しく和んだ時間を過ごし、帰りの車中で爆睡しながら素敵な夢を見ていたことでしょう。
とても良い時間を過ごすことができました。
この会に限らず、日本の動物社会に対してこの20年、ほんとに有難う・・・です。
これからの20年、より良い動物福祉の環境に、皆で頑張っていきましょう。