台風19号災害支援(長野市)5週目
長野市のお手伝いに入って一ヶ月を過ぎました。経過を考えると住宅からの泥出しはかなり進み、先週より農業ボラ(りんご畑の泥出し)支援が本格的に始まってきたようです。とはいえ、まだ住宅からの依頼も多く、今回も両日とも住宅ににかかるものでした。
今回、これまでの災害支援でご一緒させていただいた山口のIさん、浜松のSさんが入られることを知り、早速連絡をとってご一緒することに。おふたりとも各分野にて専門的な仕事をしておられるので毎回楽しみです。
簡単に今回の長野市水害とその復旧作業、ボラセンの位置付けについて説明させていただき、二日間ともに活動させていただきました。
初日は、赤沼。お宅から出た家財が長きに渡り放置状態に困惑のSさん。班分けにて、長野に関わりのあるお二人の女性と取り掛かる。水を含んだ家具や農機具、肥料など男性でもきつい作業、軽トラで十数台分が片付きました! 御一緒できた五人の班の皆さん、何往復も頂いた軽トラドライバーさん、有難うございました。
最初は、これだけの量の処理を依頼したSさんも諦めておられたのですが、すっかり片付いたのでとても喜んでいただけました。ご家族に確認いただいたあと、好きなだけりんごを持って帰ってと仰られたのですが、帰りのバスの時間がなく残念。
少しなれた車中泊を楽しみ、翌日。
お二人とご一緒するつもりが、昨日ご一緒した福岡の看護師Yさん、ご一緒することに。
今日はりんごサテライトへ。もうひと班と合流して10名で倉庫の泥だしと屋内清掃でした。倉庫内の泥出しはもとの納屋で現在倉庫として利用されてたとのこと。束ねた木片に泥が絡みなかなかのボリュームある作業でした。ご主人と奥様が明るく我々を気遣ってくださる。毎度のことながら複雑な思いを力に変えて、限られた時間を精一杯こなす。ひと通りの区切りをつけることができ作業終了。帰路につく班の最後尾の私にご主人がたいへん感謝しておられました。2日間ご一緒したIさん、Sさん、Yさん、ほんとに有難うございました。
りんごサテライトに戻ると楽しみの炊き出し。ご厚意でとのことだが、すごくありがたい。見慣れたスタッフさんの中にアイキャン(人道支援団体)の方が、ボランティア募集のsns発信用にとプレートを持っておられました。毎度短い会話ですが、いつも笑顔の彼らの尽力には頭が下がります。
雪が積もる冬が来るまでに、どこまで進めることができるか…です。