九州北部豪雨災害支援 2nd(福岡県東峰村)

先週に引き続き、九州北部豪雨の災害支援に出向いた。
連休後、夏休みを迎えるのだが、どのボラセンでも支援の数は少なくなりつつある。発災から二週間、梅雨明けした7/20に九州北部に入る。当初は前回同様に日田ボラセンに参加を予定したが、せっかく車で向かえるので少し奥に位置する福岡県東峰村のボラセン宝珠山サテライトに向かう。東峰村は大分県と福岡県の県境の村で、村の中心を走る道路が現時点で通行できないために北と南に分かれて災害支援にあたっている。宝珠山サテライトは南に位置する日田市の大鶴に近い現場で車がないと出向けないエリア。

前日夜に日田IC、少し手前のSAで仮眠を取る。河川沿いの氾濫災害の爪痕を噛み締めながら、9時集合の宝珠山サテライトに8時過ぎ到着。前夜に雨を受けて朝から既に蒸し暑い。集合場所では、前回日田で御一緒した方や熊本益城でお会いした方など、既にベテラン組の様相が平日には色濃くなっているようだ。
すぐに班分けがなされ、ボラセンからさほど離れないおばあちゃん宅の泥出しが作業現場。結局今回は二日間とも同じ現場に立つこととなったがなかなかのボリューム。前日に大勢の学生さんが家具等を除去したあとからの継続で、一日目は母屋の部屋4つ、床板を剥がしてからの泥の掻き出し。深いところで20cmほど堆積する泥は軽のダンプでも5,6回は往復したであろう。二日目は納屋と母屋周りの堆積する泥出しで、熱中症の危険を感じつつも、この日の昼からは10名ほどのヘルプが入り、作業三日間でおばあさん宅の緊急支援に区切りをつけることができた。
この集落は全10件ほど暮らしておられ、今回2件のお宅が被害に合われた。ご高齢にも関わらず助け合いの気持ちで、連日おばあさん宅に代るがわる助けが入る。街なかでは希薄になりつつあるこうした光景に、心打たれるとともに、大変学びのある2日を送ることができた。
また様子をうかがい、出向くことにしよう。(HICO)