熊本地震災害ボランティア 6th(益城)
益城での復旧作業のお手伝い。
梅雨も明けて暑さも増し、経過とともに徐々に参加人数も減りつつあるとのことを知り、何とかお手伝いできればとの想いから二日間お邪魔させていただいた。
陸路をひた走り、少し仮眠をとって7時過ぎにセンターに到着。この日は発災後ちょうど100日で季節は夏らしく既に30度に届きそうななか、準備して開設を待つ。
班分けがなされ、8人で街中の民家、廃棄物搬送が作業内容で、地元熊本の方が2名、近県の方、群馬から若者4名という構成。10分ほど走り現場に到着。ご近所の方も参加されて指示のもと、大型の家具や家電、瓦や建築資材など仕訳をしながらトラックに積み込んでいく。
2台の軽トラを順番に集積所に往復させながらの一日作業。鉄筋入りの主柱解体に時間を要したが、青年達の気持ちの良い動きに助けられ、終業時間前にはきれいに片付けることができた。後に解体となるこのお宅、きれいにして臨みたいというお気持ちに、少しでもお手伝いできたことがなにより。
センターに戻って報告。この日のみ参加の若者たちともここで別れ、一日目を終了。
炎天下での作業で流石に疲労困憊。宿で汗を流して、すぐさまこってり熊本ラーメンで一人反省会。
二日目。昨日同様、早朝から暑い。が、鋭気を養ってすこぶる元気である。
この日は益城でも西原に近い山間部、8名でも民家からの廃棄物運搬作業。2tトラックに軽トラ二台と少し大がかりなもの。班分けメンバーはこれまでの経験者が多く、大型の家具や冷蔵庫などの家電、濡れた畳など次々と積み込んで往復の運搬。思いのほか午前である程度のところまで進めることができた。このあたり一帯の山間部は山が崩れて通行止めがいまだ数か所あり、街中同様に被害が大きかった場所のにもかかわらず、思いのほか復旧が進んでいないところが多い。今後もしばらく時間を要するであろう。
昼の一時間が集積所閉鎖のため1時を待って最後の運搬で作業終了し、現場を離れた。センターに戻って報告。昼からの依頼は既に時間が経過したこともあって残念ながらなし。
益城での今回の作業工程を終了。皆さんに見送られながら帰路に着いた。
発災から三カ月が経って仮設移転が徐々に始まり、地域によってニーズに違いが出てきている。財政的にもきついところではあるが、街の方針が重要となってくる起点であろう。微力であっても何らかのお手伝いができれば参加しよう。(HICO)