熊本地震災害ボランティア 5th (益城)

益城20160710_01再び熊本益城へ。このところ復興の妨げとなるのが梅雨の雨。この日も大型台風の影響で予報は雨だったが、前夜に低気圧となったおかげでなんとか…。
(曇天の影響もあり集合時間には100人程と見受けられたが、公式では280人を超える支援者が参加)

早速コーディネートで挙手、8名で瓦の撤去に向かった。場所は街中で特に被害が大きかったエリア。台風を危惧して比較的大きく重い瓦と土壁作りが一般的に多くみられる熊本で、400年に一度の大地震に、多くの家屋が倒壊に至ったのも残念ながら頷ける。

益城20160710_02お手伝いに入ったお宅も母屋が倒壊にみまわれ、さらに梅雨の豪雨で50cm程浸かり被害がのしかかる惨事。目の当たりにして、自然と力が入る。蒸し暑さがどんどん増すなか、手分けして山積みの割れた瓦を2tトラックに積み込むこと3往復。瓦の重量感がなかなかのボリュームである。
作業後、倒壊した母屋にも着手。
聞くところ、業者の解体は何年も先になるとのこと。このお宅ではたまたま知り合いに依頼するも数ヶ月先で見通しが立たないのが現状だそうだ。少しずつでもとご主人の思いに添いたいところであるが、完全に倒壊した家屋では素人ゆえに限界が早い。
もどかしさは残るが現場を後に、昼近くにセンターに帰還。

益城20160710_04益城20160710_03(追記)作業のさなか、奥様がスイカをふるまっていただいた。とてもありがたい御厚意に感謝。
母屋近くで作業を見守るワンちゃん、ごんた君。二度の大きな地震と豪雨の浸水をこの場で過ごしたという彼が、ゆっくりとすり寄ってくる。人が好きで番犬にならないのという奥様の言葉で、彼の持つ絆の奥深さをより感じた。

昼食をとり、昼からの依頼に備える。30分程して声がかかり、迷う事なく申し出る。昼からの作業は4人で軽トラ2台、集積所までの運搬。珍しく4人ともオール関西。なか2人は若い学生のようで頼もしくおもつた。
益城20160710_05朝ほど蒸し暑さがなく、思いのほか作業がはかどる。ただ、毎度の事ながら厄介なのが分別。集積所は細かく5~6箇所に別れ、それぞれで荷を下ろすのだが、混在する物はより細かく解体しながらまた周回。量にかかわらず毎回3周以上、慣れない感覚で時間を要してしまう。
程よい時間に切りがついたので作業終了。

何かとまだまだやる事は多い。また来れる時を見計らって出向く事となりそうだ。(HICO)