京都府右京区黒田地区 除雪ボランティア 参加

春を思わせるような陽気の中、京都北部の山奥へ除雪のボランティアに行ってきました。
年末から年明けて一月中の大雪の被害状況から検討して事前に申し込んだものでして、二月にまさかこんなに気温が上昇するとは・・・。
それでも現地に行ってみないとわからないことがたくさんあるので、集合場所であるサンサ右京(右京区役所)に向かいました。阪急電車、嵐電と乗り継いで到着してみると、すでに予約されていた人で送迎バスはいっぱいの状態でした。

約一時間ほどバスに揺られてたどり着いた黒田地区。作業する灰屋という場所はさらに奥地であった。
50人ほどが7班に分かれ、分担作業にあたった場所は、高齢の女性一人住まいの民家。
雪の状態は、最も激しい状態に比べて四分の一くらいになったとか…、仰っていましたが、それでも場所によっては1.5mほどの積雪は残されていました。時間の経過に伴い、水気を含んだ氷の状態で、以外と作業は捗らない。
一般道路の除雪は早くに済んでいるためかアスファルトが完全な状態で生活往来には問題ないように見受けられるが、実際は、そこから民家までのちょっとした坂道が至る所で凍ったままとなっており、玄関周りには、おばあちゃんの背丈ほどが手つかずで残され、とても危険で生活レベルで支障はあった。
短い時間だが、なんとかせねばと張り切って氷状態の雪にスコップを掻いていった。…すぐにばてた。
少し休憩を入れつつ、作業終了はなんとお昼。これまでいろんなお手伝いに出向いてきたが、なんとももどかしさが残る。
ずっと申し訳なさそうにしていたおばあちゃんに別れの挨拶を済ませ、黒田にて全員集合となった。

雪解けも順調に進んでいることもあいまって、短時間の作業で済んだあとは、地元の方との交流として食事が振舞われました。地元山菜おこわと豚汁に舌鼓。とても有意義で満足できました。が、ボランティアと観光をつなげる意味合いの言葉を関係者さんが発言なされたことに、この企画は少し残念でした。
ボランティアと観光は全く違う!・・・です。

今日のボランティアは、作業こそはきつかったものの、これまでの災害ボランティアと比べて、特に緊急性を要しないためか、のほほんでした。
・・・それでも、おばあちゃんが最後に手を振って見送ってくれたことが印象に残ります。やはりまた機会があればまた何らかのお手伝いがしたいという思いがわき立ちました。