「1・17希望の灯り」から分灯

本日、「1・17希望の灯り」から分灯をいただいてまいりました。
阪神大震災の犠牲者の鎮魂を願う想いから、神戸市中央区の東遊園地にともされているガス灯の灯りです。
今年一番の寒波に見舞われた日本列島で、神戸も例外なく氷点下のなか、神戸市役所の南に位置する(ちょうどルミナリエのゴール地点)にモニュメントに向かいました。陽は照っているものの突風がときより突き抜ける寒空の下、明日1月17日追悼行事の準備が進められていました。
昼の14時過ぎに、灯りを囲っているガラスが取り払われ、十程の団体が順にローソクで持参のランタンに分灯してゆく。ただただ火を移しているだけではなく、それぞれが言葉に表せない程の想いを込めて祈りを捧げるので、待つ時間は意外と長く、寒さになえそうになる。いざ自分の番になって前に立つと、その「灯り」はとても温かい。ほんの一握り程の小さな灯りがそんなに温もりを発するわけがないのだが、大げさでなく、ほんとに温かいのである。
これまで幾度となく思い返すことのあるあの光景が、16年経っても色褪せることなく、今日の環境に影響を与えてくれている。感謝の意を含め、追悼の念を込めて手をあわせて黙祷してきました。
中学くらいの学生さんたちや年配者たちによるボランティア団体など様々な人とお話しすることができました。小さな灯りだが、それを取り巻く大きな存在を感じさせてくれた大切な時間でした。

分灯いただいた「希望の灯り」は、16日夕方から17日営業時間終日、店内にて灯されます。