『ビッグイシューの挑戦』が発売されました
BigIssue日本の代表である佐野さんの書籍『ビッグイシューの挑戦』が発行されました。
この日本で、これまでに類をみない形態のビジネスモデルによる支援活動に、
一般の起業心とは明らかに違う取り組みであり、幾多の困難は想像を絶するものである。
ただこの方(佐野氏)、本当にただもんじゃあない。良くは存じてないが、どのような地位に立っていたとしても、とにかく人の話を良くお聞きになる。
聞き上手にもいろいろとおられるが、形式ばった対応は微塵もなく、思いの通った受け答えのできる面持ちで、そのひと時をチャンスに変える力も備えているようだ。
その人となりによる人徳が基本として築き上げられたビッグイシュー日本は、新しい企業システムの形式だけではなく、希薄になりつつあるこの社会において、ビタミン剤であり、時にはカンフル剤でとして、血を通わせるプラスのベクトルを感じさせられる存在である。
(有)ビッグイシュー日本 プレス記事より
社会的起業の内幕レポート
本の内容は、「失敗確実と言われた立ち上げ」「販売者のエピソード」「ビッグイシュー協力者のネットワーク」などを軽やかに描き、社会的な起業の実態、内幕レポートとなっています。そして社会的起業を通して「この日本社会は変えられるし、変えよう」と呼びかけています。
目次はつぎの9章立てです。
1.「百パーセント失敗する」事業への挑戦
2.ビジネスパートナーはホームレス
3.雲をもつかむ「ビッグイシュー」
4.「いざ、出陣!」
5.「ホープレス」から「ホームレス」へ
6.若年化するホームレス
7.ホームレスに歌とサッカーを!
8.NPOか社会的企業か
9.これからの「ビッグイシュー」
講談社史上初の路上販売、ホームレスとのコラボ
出版社は講談社、本の価格は1冊1,500円です。
この本はホームレスであるビッグイシュー販売者にも、書店なみに卸され
販売者の取り分は400円になります。このような形で路上販売されるのは
講談社の歴史はじまって以来だそうです。