ARK サンクチュアリでのボランティア活動報告
2009.7.4(土)
アークでのボランティア活動を希望していた私たちは、篠山市後川下のサンクチュアリ建設予定地にて、バーベキューパーティー(7月26日)をするための準備として、本日、草刈り作業を手伝うことになりました。
前日、アークにご連絡すると、
『昨日、私たちも現地に行ってたんですけど、時々ヘビ等も出ますので足元をしっかりカバーしておいてくださいね。そして必ず帽子を。ちなみに草刈をお願いしていましたが、石拾いもお願いすると思います。』 と仰られたので、快く承諾をしました。
7名(女性6、男性1名)のボランティアと共に11時頃、現地に到着。
すでにオリバーさんは小さな柵に囲まれた畑で作業をしておられ、私たちもそそくさと準備をしていると、アークスタッフの男性2名が到着し、早速作業に取り掛かりました。
2名はオリバーさんと共に畑の雑草抜き、2名はビニールテープで区分けされた場所に石灰で白線を引く作業、そして残りの3名とアークスタッフの2名が石拾いを担当。
私は石拾いのメンバーの一員として作業を始めました。
最初、直径15cm~20㎝程度の石が転がっているのを見つけては1輪の台車に積み込み、撤収した石を所定の場所へ移動させましたが、安定の悪い足場と思った以上の重量に1往復するにも2人がかり!即座に4足の台車をお借りして、1人は石集め、2人で積み込んだ後、所定の場所まで移動を繰り返していました。
そしてアークスタッフの2人をひょいと眺めると、杖ほどの大きさをしたバールで埋まっている石をぐいぐいと掘り起こし、それを積み込んでいるのを見て、私たちが作業するエリアをよく見てみると、『あるある、埋まってる石がいっぱいある!』
丁度ボランティア仲間の男性が大きな石が埋まっているのを往生しながら掘り起こしているのをみて、早速そのバールをお借りして3人がかりでその石を掘り起こし、40cmはあろう大きな石がゴロッと顔を出したときは、労よりも先に達成感が勝り、爽快な気分さえ感じる瞬間でした。
大変な重労働を担っているのですが、不思議な事に、絶え間なく吹く心地のよい風、かすかに聞こえる川の流れる音、辺り一面の緑、そしてこの梅雨の合間、幸いにも晴天に恵まれたことも助け、『暑いけど、気持ちいい!』不思議な事にそう思いながら作業に取り掛かっている事が皆の顔を見ていてよく分かりました。
程よく心地よい疲れを感じ始めた頃、オリバーさんが『そろそろお昼にしましょう。』と声をかけて下さり、皆がそろい、木陰で涼しいランチタイム。
各々の作業はどんな感じかを互いに報告。『草むしり、苗草を間違って引っこ抜いてもうて、オリバーさんにすごい怒られたけど、めちゃくちゃたのしい!』『足場が悪いから思った以上に白線ひくの大変やねん。1回倒してしもうて真っ白になってしまったわ!』とハプニングの連続…。
午後からは、別の場所を総出で石拾い。
オリバーさんと私たち7人はロッジ建設予定地に軽トラックを持ち込み、そのエリア一帯の大石拾いに没頭し、何往復もトラックに石積、運搬、捨石し、2時を過ぎる頃には、ほとほと疲れ果てて来ていました。
その頃、遅れて合流するはずの3名が(道に迷って、携帯に何度も連絡が入るのですが、場所によって圏外になるため話が通じにくく、後追い組は一度アークに行って地図をもらい、)ようやく到着し、私達の替わりに最後の集石に一役貢献してくれました。
気がつけば時計の針は3時過ぎを指し、『そろそろ最終の作業にしましょうか。』というオリバーさんの一言に皆、一気に笑顔を取り戻し、ゆっくりとした足取りで元の場所に戻り、それぞれが気持ちよく疲れ、どの渇きをを潤し、帰りの支度を始め、最後にオリバーさんへ感謝の言葉を述べ、私たちはアークスタッフの方の先導で、妙見山駅まで車を走らせました。
駅に着き、アークスタッフの男性が『一度もアークへお越しになっていない方もいらっしゃるのに、まだ何も無い場所に来てこんな重労働をしていただくなんて、本当に申し訳ないです。今度はぜひアークの動物たちに逢いにきてください。みんな楽しみに待っていますから。そして、今日は本当に有難うございました。』とのお言葉を頂きました。
帰りの車中、『なんて謙虚な人やろね。今度はアークに行って何かお手伝い出来るといいね。』と話しながら眠気を振り払いながら家路を辿りました。
これからもサンクチュアリ建設のため、そして不幸な動物たちを救うアークの活動を様々な形で応援していきたいと思います。
MAGATAMA STAFF 勝田・田中