台風19号災害支援(長野市)2020
新年を迎え、久しぶりに訪れた長野市での活動ですが、社協のボラセンがひと区切りとなる週末でした。
早朝に長野市駅に到着して「ちとせ」にて300円朝食。8時の長電無料切符をいただいて柳原駅まで移動。北部ボラセンにて受付を済ませ、初日は津野での活動となった。
これまでの活動でご一緒した方も複数名おられたので現状と経過を聞かせていただいた。
津野のサテライトにてコーディネートを受け、一軒の民家へ。以前にもお邪魔させていただいたお宅。今回はお庭の土が流れ出たため凸凹になっているところを修復するというもの。見積もるとなるべく良質な土が軽トラで10杯ほど必要だろう。
この日の軽トラ部隊は少なく、終息を迎えるサテライトでは、殆どの軽トラが廃棄物運搬に流れたという。お宅の軽トラが使えるとのことで、一台の軽トラと一輪車5台ほどで500mほどの体積土の現場往復。
私達の班は5名、後に東京からの山登りグループ11名が加わり、疲労困憊な一日作業でようやく形付けるところまでは行き着いた。
昼間には関東からの炊き出し支援や、地元の方の温かい料理に助けられて充実した一日目を終えることに。
二日目も同様、北部ボラセンへ。この日向かったのは赤沼。班分けとコーディネート後、向かったお宅は2ヶ月ほど前に入ったお宅。前回は床下の清掃作業であったが、今回はアルコール消毒の作業にあたる。昨日同様、1月とは思えぬほどの汗ばむ気温。
午前午後とそれほど時間がなく限られた作業ではあるものの、ご依頼の範囲を超えて多くの箇所を清掃することができた。ここのご主人は、日頃は動物園で乗り物の操作されておられる方で、人に笑顔を届ける仕事に従事しておられることもあり、我々に対しても常に笑顔と気配りをいただく。笑顔が復旧復興のバロメータだと思い知らされるひとときを過ごさせていただいた。
赤沼サテライトにて、発災当初から駆けつけている広島の方の再会。週末ごとに車中泊して継続されていることを聞き、胸がつくなった。それぞれの方ができることを精一杯気持ちを寄せ合うことで、確実な一歩となり、こうして一区切りまでいきつけたのだと…。少し物悲しくも嬉しい進捗であることは間違いない。
今後は、ボランティアは事前登録制となり、依頼があれば登録された方へ知らせが入り、抽選(?先着?)で活動が決定されるとのこと。早い段階で照会がないと、遠隔地から参加したいと考えているボランティアにはとても厳しくなる。
それでも気持ちはエンドレスで、参加できればと思います。