台風19号災害支援(長野市豊野)
記録的な大雨をもたらした台風19号の被害は広範囲におよび、各地で大小の河川が決壊したことで被害が甚大。
被害の大きかった場所のひとつである長野県の千曲川。今回は、長野市北部にて新たにボラセンのサテライトが開設されることを期に出向くことにした。千曲川の氾濫被害は非常に大きく、広範囲に及ぶ。先に開設されていた南部ボラセンに集合し、そこからバス移動して北部の豊野地区へ。決壊現場の穂保地区から北へ約2.5キロの位置するが比較的低地にあって、支流増水で街中を覆った水が流れ出るのに比較的時間を要した場所。ほとんどの家屋が二階に達するか否かの状態で家財から何から一切が被害にあう。お話を行くと、都市部への被害を軽減させるために堰を留めて保水したことで、ほぼ一階が水没とのこと。事情が複雑すぎる内容に一部理解が及ばない!
発災後一週間で現地に入ったところ、ほとんどの家屋で親族の力を借りながらかなりの量の家財を運び出しと洗いの作業をされたいる状態。
土日をかけての二日間、より多くの人員で手伝いに入るという社協ボラセン計画に加わる事となった。
初日、豊野サテライトよりほど近くの比較的大きなお宅。5人班分けもここで3班合同で、道路に出された廃棄家財等の仕分けと集積所への運搬作業にあたる。かなりの量ではあるが、中に紛れた写真や貴重品と思われるものを避けながら、可燃不燃、家電、木製家財、金属家財など、昼からの雨が降るまでにはめどが立った。
発災一週間で集積所はかなり埋め尽くされ、今後の処分計画を含めて処理施設用地も課題は大きい。
二日目も同様、豊野。千曲川の支流沿いのお宅。逆流で溢れて二階まで浸かったとのこと。一週間、疲れの限界がみてとれるご家族、できる限りの事はと気合で、側溝掻き出しと倉庫の家財整理をやりきった。是非にとおっきなりんごをたくさんいただいた。
今日はかなりの人数が入ったと思う。が、長野市北部豊野地区への支援が及ぶまでに時間を要したぶん、進行と疲労度のバランスが良くない!
機会を伺い、再度参加しようと思います。[HICO]