九州復興支援(熊本地震支援10th、九州豪雨災害支援5th)
久しぶりの災害支援。今回は、熊本地震後の西原村においての農園支援と、大分県日田市ひちくボランティアセンターでの復旧活動をすることで出向いた。前日に車を走らせて熊本に入ると予報どおりに雨がポツリ。夜を明かしてもまだ止みそうになく不安な気持ちで西原村復興市場萌の里にてボラセン係の方の到着を待つ。時間通りに車で迎えに来ていただいたH氏。これまで幾度か活動した際に世話いただいた方で、彼も覚えてくれていた。雨で心配していた作業だが、畑での人参収穫は見送られたが、屋内作業があることを知りひと安心。
西原村でも南に人里離れた場所でのにんにく皮むき作業にあたることとなった。
至って単純ながら数時間をひたすら、これまでこんなに向き合うことがあったであろうかというほどに格闘。おかげで農家に従事している方や熊本市内から支援に来ておられた方、H氏ともにたくさんの話をすることができた。発災後の復旧復興の活動自体は次第に終息するなか、継続して運営していく難しさや、農業支援の募集を復興活動として募集をかけているのはいかがなものかなどとと批判を受けることもあるなど、色々と直面する問題はありそうだ。実際、お手伝いに来られる数もかなり減ってきており、機転を利かすタイミングにあると少し焦りをみせるH氏。それでも実際に伺える機会は少なくともこうして私のように気にかけている人は全国に多くので、焦らず!
農園職員の方とも色んな話も聞けて、充実した時間を過ごすことができた。帰りににんにくを分けてもらい、道の駅で産地野菜をゲットして、馬肉専門店に立ち寄ったあと、翌日の日田での作業に備えて熊本を発った。
前の日が嘘のようによく晴れた朝を迎えた日田市、気温は2℃と3月にしてはかなり冷え込んで肌寒い。
車を少し走らせて大鶴地区のひちくボランティアセンターに到着。これまで日田市のボラセンで大鶴には何度か寄せてもらったが管理下が変わったひちくボラセンでの活動は今回が初めて。大阪から事前購入して持ち込んだ土嚢袋(UV対策PE素材土嚢袋)400枚をセンターへ届け、少し雑談をしつつ皆の来るのを待つ。この日は土曜日でいつもより少し多めの十数名が集まって早速お手伝いの現場へ。
朝昼別の場所となったが何れも田に入った土砂の撤去が主たる作業。前の日に雨が降ったこともあり、足場がゆるく少し難航しながらも、桑やスコップ、ネコ車を駆使してレベルに達するまでひたすら小石混じりの土砂を掻き出していく。多くの箇所ではこうして春の田植えに間に合わせるべく復旧が急がれる中、天候不順等で作業は急がれているのが現状。比較的きつめの作業ながら時間が来るまで可能な限り活動にあてたが、作業半ばで心残りの状態で後にする。
こうして九州二箇所、少しのお手伝いではあったが無事終えることができた。
現状として何れもまだ先の長い状態に変わりない。また機会を見て訪れることにしよう。【HICO】