除雪ボランティア(滋賀県朽木) 参加

日本海を中心に豪雪続きの日本列島。以前から登録していた滋賀県社協の呼びかけに応じる形で、安曇川朽木に出向いて雪かきのお手伝いしてきました。どこにでも問題視される地域の高齢化で、今回お邪魔させていただいた3軒はいずれも一人住まいの90近いおばあさん宅、過疎化の危惧と孤立への対応を考えさせられました。

当日、早朝に電車を乗り継いで湖西線の安曇川駅着。大阪から2時間かからぬ場所ですでに雪景色の中、今回お声かけいただいた高島市社会福祉協議会のMさんが迎えいただき、朽木の現地へ移動。
朽木のセンターで合流し、県、市の職員、立命館の学生、一般の方を交えて16名で作業にあたることに。朽木は鯖街道が通る山間部に位置する場所で、毎年の積雪は多い地域だが、今年は納屋が倒壊するなど例年になく豪雪であったとのこと。
午前は、その朽木中心部よりさらに奥深く20分ほど車で移動して除雪作業。スコップとスノーダンプで川に投げる地道な作業を続け、ようやく家屋の出入り口を確保できたところで終了。
湿気を含んだ積雪で、堆積する雪の底面近くの凍り付いた箇所の除去には体力を要します。

センターで昼食をとって昼から2軒。午前同様、人里離れたご高齢の家屋へ車移動。
数日前に除雪したというがすでに玄関が見当たらない。150cmほどの積雪に人海戦術と簡易除雪機で約10mのエントランスを地面出しできた。急いで次の場所へ。週に幾度か見回りされるMさんも気にされるおばあさん宅。積雪で屋内が真っ暗な状態を早急に対処したいとのこと。壁伝いの氷付いた雪を取り除くと、おばあさんが顔をくちゃくちゃにして泣いておられた。
人が人にしてほんの少しのできること、えもいわれぬ感情を交わす、何ともなんとも…。

今回、御一緒だった皆さんに大変お世話いただき、体力的には大変でしたが、非常に心温まる時間を過ごさせていただきました。今後も機会があえば参加させていただこうと思います。(HICO)