第九回 点訳技術講習会

平成15年3月6日(木)
点訳技術講習会(後期) 第九回 レポート

 先週の宿題した内容について、本日の大半が隣の方と見直す形をとられた。実際には、家で見直した点字ファイルを済み字印刷していただき、互いにチェックをするものである。表記上で私にはケアレスなミスがいくつか発見された。いつの間にか見直すという習慣に、気を抜いていたように思われる。この講習会も残すところ、後わずかになってしまっている。本日、伺うに、4-5月ころまでは、補講を予定していて、その後、簡単な書籍に手をつけていくとのことであった。私としては、時間の許す限りお手伝い(?)出来ればと考えている。ボランティアの観点から、参加は自由なのだろうが、本来自己満足でとどめるものではない。なんでもそうであるように、初心は、ささやかなものであったとしても、誰かもしくは何かのために、出来ること ! に関心があったのだ。その心に、すでに手助けしていただいた個人、団体に感謝し、少しでもお返しできるという望みもある。—できる限り続けていきたい。
  ここに来て、今後の自分なりの目標を掲げていくことも必要である。書籍の点字かには、今まで以上に注意と配慮をし、こなしていくことはもちろんであるが、その中で、その行為が、業務や仕事のようにとらわれぬように、自分の中で、前述の初心をとどめておくに、この目標の打ち出しは、自らの性格を考えると、必須である。今、私なりに企てたいことについて、記してみると、以下のようである。

  点字メニューの普及
現在、お店などに設置しているメニューで、特に利用されているとわ思われないのが原状ではあるが、いつ何時に備えて、準備しておきたいものである。お店を商う上で、何らかの形において、障害や弊害が起こっているようでは、申し訳ないものである。当店においての点字メニューには、まだまだ改良の余地はあるが、最低限知りうる情報の提示はなされていくものとして考えたい。今後においては、当店に限らず、あらゆる店に、設置されていくことが望ましいであろう。公共性の高いところは、たった一冊のものであっても、限りない情報源として備わっていてほしいものだと考えたい。
実際には、どのように進めていくかは、検討中である。現在、新しいメニューの点字かを急いで取り掛かっているところである。今後の参考にする点で、いろいろなケースについて考えながらであるため、多少遅れているのは、この場を借りて謝罪いたします。
普及に関して、私自身の点字に対する能力が備われば、個人にて活動を開始しようと思う。その際には、費用面を出来るだけ抑えた形が望ましいので、用紙を大量購入し、点字プリンターを調達することで対応できればと考えている。
参考になるページ
http://www.geocities.co.jp/Milkyway/3115/Ks01.html

 取説の点字閲覧
盲人の方があるアンケートの中でん望みで、一番に揚げられるところが、ものに対する解説や説明書である。われわれと同じくほとんどのものを扱うことに対しての抵抗はない。ただ、その取り扱いに関して、すぐに手元にある書面で理解できるかが、大きく違ってくる。われわれがすでに新聞を読むような感覚で、ある程度のものもであれば、見たままに想像によっての感覚で取り扱うところも多い。こんな形のボタンはこうなるのだろうとか、このあたりは危険だなっとか。使いたい欲望は、私たちよりも高いかもしれない。そんなときに、あらゆる形式において、解説がなされているものが点字において閲覧できれば・・・。実際には、書面において点字でそのもの自体を作っていくことは、無理であろう。毎日、大量のものが生み出され、それを点字かすることは物理的にはとてもおっつかない。あくまでも、現在の時点では妄想に近い考えかもしれないが、その大量のデータベースが、ネットなどを通じて、いつでも閲覧できることが、私たち健常者にとってもありがたく、資源のことも考えられる。現在ネット自体で、音声出力の技術は大分進められてきた。今後、安価なブレイラー(点字出力機)の開発が進められ、国などのバックアップによりスムーズにことが進めば、よりより環境になることは十分読める。パソコンへの抵抗なども今後においては、より緩和することであろうし、ある目的(盲人専用)を限定した軽量化のものがあれば、更なる利用価値は広がる。
今後において、見届け、私に出来ることに取り組んでいきたい。

(宿題)
課題文章の点字化の見直し。

(つづく)