要配慮避難所へのサポート

金沢市内にある「いしかわ総合スポーツセンター」へ出向いてまいりました。
災害被災各地からの1.5次避難として受け入れ、現況は多くが要配慮者が身を寄せる避難所となっております。現時点で200名ほどで次に50名ほど加わるとのこと。
日本栄養士会S氏のもと、館内を案内いただいきました。厚労省、石川県、医療、介護系など多くの支援が見られましたが、災害避難である状況での高齢や認知証のケアは想像を超えるものでした。そうした観点より、まだまだ多くの支援の必要性は感じられます。

現実に、日本栄養士会がサポートされる食事ケアは、その多くは固形物を含まない食事であり、企業サポートのレトルトを中心とした栄養食品を簡易設備で温めて提供するといったスタイル。直接調理を施さない食事提供においても、限られた設備環境では手が回らない現状がそこにありました。
その状況を少しでも改善すべく、まず出来る支援から…。

日本栄養士会様とは発災前から何度か機会を設け、将来を見据えた栄養管理を主とした災害支援の形を目指しておりました。いざこれから準備していこうとしていた矢先の今回の震災。

当面の間、通常の調理炊出しから視点を変えた設備の後方支援として、キッチンカーを日本栄養士会に貸与活用いただく形となりました。
今後は状況の変化に伴い、栄養士会のもと管理栄養食の食事ケアを事前調理する形など模索できればと検討します。