出雲多頭飼育放棄支援 164匹の命

数週間前にオリバーさんから島根の飼育放棄のこと知ってますか?と言われ、その時存じ上げなかったのですが、知人からARKへ救援の連絡が入ったとのこと。島根動物愛護ネットワーク代表の西原さんとは、十数年前に山口での水害復旧支援にてご一緒した経緯があり、その後にARK施設の見学時にお誘いしたこともあって、この度の緊急時の支援をARKに申し出たそうだ。
早速、西原さんと連絡を取り、必要物資と出来る事をうかがう。おおよそは「どうぶつ基金」の多大なる支援により、多くの命が助け出され、ほとんどに避妊去勢と皮膚予防など応急措置が施され、その後のケアも西原さんほか地元団体により出雲保健所の場所にて懸命な対応が施された。
ARKさんの受け入れも決まり、損傷みられるバリケンの4個ほど新調とそのた準備も整い、21日に現地に向かうこととなった。
ARKさんとは時間の都合で現地で落ち合うこととなったので、当日はワンちゃんたちのご縁を願い出雲大社に早めに参拝。

島根動物愛護ネットワークの西原さんARKさんが昼頃到着されることを聞き、その前に西原さんから状況を確認すべく出雲保健所へ。数が多いために年齢と状態考慮して二か所に振り分けられ、さながら東北災害時の光景を思い浮かべると西原さん。懸命な地元団体とボランティアの支援のもとでこれまでの間をささえてこられた様子がうかがえる。保健所の対応期間もあり、早期に送り出しの必要性が迫るために「命を救う」から「命を繋ぐ」に。
劣悪な環境によるワンちゃんたちを想像していたが、ほどほど愛情が途切れていたわけではなく、どの子も威嚇がみられることはなく、多少おびえることは多いものの困惑した数日を送っているといった感じ。翌日の22日には同施設にて里親会が催されるらしいが、多くの子たちがより良い環境に、が求められる。

ARKさんも日常の活動もあって保護できる頭数は限られる。なんとかこの日はすぐに里親が見つかりそうな5頭がARKの施設に。オリバーさんの抑えられないおもいから2頭がお宅へ。改めて島根に伺うことも視野に入れてと検討にいたったARKスタッフさんたちのお気持ちも嬉しい限りである。

なんとか少しでもより良い環境下で命が確保されることを望んでやまない。
島根県出雲市・犬多頭飼育崩壊レスキュー