関東豪雨災害支援2nd(常総市石下)参加

常総市2nd 19月の豪雨災害にあった千葉県常総に(前回に続き)再びお手伝い。発災後、50日ほど経つ現在においても、いまだ復旧が遅れている個所があるとのことを知り、毎度のことながらの限られた時間であるが、出向くこととなった。

どうしても前乗りができそうもないので、久しぶりの夜行バス。早朝に東京駅についてから乗り継ぐこと約一時間で水海道駅、そこから約1キロ歩いて現地ボラセンに8時ごろ到着した。
途中、数名の長靴をはいた学生に出合い、ボランティアに行くというので少し話をしてみた。このところ、継続して依頼が増えるものの、参加する人数が減ってきたいるので参加することになったようだ。
それにしても、学生のこうした若い力が頼もしくてならない。(残念なことに、この日で目にした若い参加者は彼らのみであった)

常総市2nd 2霧が立ちこもり、少し肌寒いほどだが、予報は晴れ。昨日は雨天で作業が中止であったということを知り、さらに気合が入る。8時半ころから人が並びだし、9時受付時には、ゆうに百名を超すほどとなっていた。受付スタッフのまごつきもあって、結局9時半、ようやく先発の50名として、バスに乗り込むことに。(*作業にあたったのが10時半…。これはおそらく課題といえよう)

常総市広域を襲った洪水被害は、これまでの活動の甲斐もあって徐々に狭められ、北部に復旧活動が集中されつつあるとのこと。そう、我々が向かった先は、前回同様、北部に位置する石下地区。石下のサテライトで下車すると、再度班分けがなされ、マイクロバスに乗り換えて現地に向かう。
常総市2nd 5この日は、12名で一件の民家で継続の洗い作業であった。80を超えるIさん宅老夫婦に息子さんがサポートに駆けつけてくださって、早速現場での指示を仰ぐ。一部残された床下の泥出しと、別の部屋の掃除、そしてサッシなど外壁まわり清掃、最後に消毒。
常総市2nd 4ここに集まった参加者12名はほとんどが経験者ということもあり、かなり効率よく作業がはかどる。最初に少しのミーティングをした後は、皆が全体の進行を把握しながら手薄箇所を補う連携。合間に、Iさんのおばあさんや息子さんとの会話をみながらも、その様子から笑いの可能性を見出すと、和やかなムードまで、この日の作業ははかどりを見せる。時にして、作業いっぺんになりがちなお手伝いではあるが、被害にあわれた方の気持ちを少しでも向上できることが大きな役割の一つ、と今回のお手伝いで再認識できた。
時間の経過は瞬く間で、2時半にはIさんが満足いただける状態に。作業の内容以上に、Iの息子さんにはかなり楽しんで(???、喜んで)いただけたようだ。帰るバスを最後まで手を振って見送っておられた。…満足。

現状としてまだ作業依頼は多い。北部は庭付きのお宅も多く、一件当たりの作業範囲も広くなる。まだまだ復旧が待たれる状態が続いている。
東京から一時間ほどのこの場所で、意外と東京からの参加者は少なく、近隣の県からの継続参加者が多い。さらに、お世辞でも若いといい難い年齢に見受けられる。そんな中に私も少し歳を重ねるにつれて、見え方、見方が変わったのかもしれない。