九州北部豪雨災害支援 3rd(日田市)

発災から一月経つ、九州北部豪雨の災害支援に三度出向いた。前回お手伝いした福岡県東峰村にほど近い県境の日田市大鶴のボラセンで二日間の作業。
平日であるが両日ともセンターには個人で100名以上の支援者が。未だ終息が見えない状況が伺える。
センターのある大鶴中心部からさらに山間部へ15分ほど車で移動した民家で、裏山からの土砂撤去にあたる。2日とも同じ現場で手順よく理解しながら10名ほどのメンバーと汗を流す。福岡を中心に熊本や鹿児島など九州各地からの参加者と御一緒した。このところの大型災害は九州各地に集中しており、皆さんの心と行動は胸熱く察するところである。

一日目は主として母屋にかかる土砂の運び出し、軽トラ運搬で、8回ほどの往復量となった。ご高齢のご夫妻はその経過を伺いながら、安堵の表情を次第に浮かべてらっしゃった。二日目は、裏山の養生に着手。手慣れた消防団の方が支持くださり、あたりの樹木伐採と斜面の整地を施して、大きめのブルーシートを二枚重ねるように覆うことで作業を完了。大体の雨であれば水の流れが家屋に至らぬよう施せたと思う。
切りよくご夫婦に確認いただき、現場をあとに。
センターまでの道中は、多くの箇所で土砂崩れがみられ、人間ほどの大きさの岩が川に流れ出ていたのを確認。ようやく車一台が横行できるであろう危険地帯も多い。この状況に比較して、ボラセンに依頼件数が少ないことが気になるところである。

センターにもどるとうどんの炊き出し、日田焼きそばの割引券、無料温泉のご厚意を頂戴。川沿いの温泉旅館で汗を流し、名物の日田焼きそばをいただく。多少顎がつかれるが食べごたえあって満足。少し仮眠を取って帰路に立つ。