丹波大雨土砂災害ボランティア参加 6th

丹波大雨土砂災害ボランティア 6th01週末9日、丹波ボランティアに参加させていただいた。
お盆過ぎの発災時から3カ月ほどで季節も相当変わり、朝晩は肌寒く感じる。皆の記憶も薄れつつあるこの地の土砂災害。地域毎に設置されたボラセンも復旧復興の経過とともに次々と終息、閉鎖に至っているのだが、今回訪れた個所も含む個人宅において手つかずの場所は以前に多く見られる。

これまでの活動でご一緒させていただいた方のFB等での情報をもとに、今回は前山ボランティアセンターへ向かうこととなった。天気の予報では近畿一円、一日中雨の予報ではあったが降水量はそれほど高くなく、小雨程度なら決行することがわかっていたので、明け方既に小雨降る大阪から車で一時間半ほど走り、市島地区前山についた。
具体的な受付場所がわからず、歩いて回っていると人影が見えた。これまでに幾度か御一緒させていただいている山口県からのIさん、三重県からのSさんに遭遇。早急に受付を済ませて合流させていただき、現地まで。
着いてみると見慣れた景色。以前にサッシ等の洗浄をさせていただいたお宅で、納屋の土砂掻き出しが本日の作業であった。
丹波大雨土砂災害ボランティア 6th05この日約20名が同じ場所での作業で、早速準備を済ませると、各人が役割を分担して取り掛かる。いまだ1メートルほど堆積する土砂をスコップで掻き出し、ネコ車で庭先20メートルほど運ぶといったきわめて単純明快な活動。単調で地味な動きが体にこたえるものの約50往復ほどお昼休憩の時間。

丹波大雨土砂災害ボランティア 6th03この日、ちょうど地域のお祭りがあるとのこと。雨降る中でにぎやかしの意味もあって、ボランティアさんの参加を望まれた地域の方からお声掛けをいただいたこともあって、約10分ほど離れた開場場所まで移動。

丹波大雨土砂災害ボランティア 6th02丹波大雨土砂災害ボランティア 6th04ここもまた見慣れた場所で、少し奥に入ったお寺さんでお手伝いさせていただいたことを思い出すと、なんとそこにお住職姿が。その後の復興などお話を聞かせていただいた。
午前の作業で泥だらけの姿ながら、500円の参加費で地元の方々のもてなし料理をおなか一杯になるほど食べさせていただき、大満足のひと時を過ごさせていただいた。

ほっこりさせていただき、昼から再び現場での作業継続。
難敵であった畳、床板をはがして、人員投入で一気に掻き出し。参加された方それぞれに力の差や経験等の違いはあるかもしれないが、誰もが精一杯の思いをのせて作業をこなし、目処が立ったところで本日の作業終了。
運び出された土砂や家財からの振り分け作業と、資材を川で洗い流して、3時半頃にセンターへ戻り、そして解散。

話によると、11月いっぱいでボラセン募集は終了されるかもしれないそうだ。そうはいっても、いまだ土砂に覆われた手つかずの家屋は多く、有志たちによる活動の呼びかけがなされる可能性は高い。
地元新聞でも人手不足の現状は都度伝えられており、今後しばらく様子を見ていきたいところである。

前山復興支援ボランティアセンター
https://www.facebook.com/sakiyama.volunteer.center