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第二回オリエンテーション

平成14年9月19日(木)
点訳講習会 (日本ライトハウス) レポート

 本日の講習では、前半に視覚障害者と接する心構えについての説明と後半、3名の全盲の方にきていただいてQ&A式での説明となった。

 実際に目の見えない世界とは、ということでアイマスクによる歩行を実体験することとなった。補助して頂いてるとはいえ、その恐怖心は予想以上のものだ。階段の上り下りをしたが、補助していただいた方を信じるしかなかった。われわれにしてみれば、急に目からの情報が失われた恐怖感もあるわけだが、障害者の方と状態は同じである。街で白杖もたれてる方と会うことがまれにあるが、声をかけることの必要性を確信付けた。さすがに相手の方の事情もあり、全ての方がその声に答えてくれるわけではないが、それはきっかけである。手伝ってほしいと声をかけられることより、声をかけるほうがたやすいことは明らかである。
  特に難しいことではないが、最低限の心がけを持つことで、快く対応できるものである。それは、“手引きしてもらっている人の安全性”を第一に考えること。
方法として、一歩前に立ち、力を抜いて肘か肩を持ってもらう。このとき、左右どちらがよいかを尋ねるとよいかも。肘や肩は、体の進む方向に素直なため、理解しやすいとされる。狭いところを通るときは、その肘を体の後ろのほうに持っていくことで、注意を促すことができる。溝などを跨ぐ時は、手前で止まり、確認し、先に進んで、状態を理解していただいた上で超える。全てにいたって、声をかけることは、より多くの情報を与えることとなるのでよい。
なかなかその方に成り代わった気持ちにはなれないものの、安全に安心に、そして信頼して頂けるように振舞うことが大切なのである。気負うことではないが、そんなに簡単なことでもない。ただ、声をかけることで始まることは多いので、その気持ちは常に持っていたいものだ。

 後半、実際に声を聞かせていただくこととなる。三人の方は全盲である。第一に感じたことは、とても明るい気持ちをお持ちだということ。それまでの時間で、実に重たい感じも無きにしも非ずではあったが、目が見えないことを除いては、なんとも普通の方である。全ての方がそうとは限らないが、われわれ健常者と比べても、何ら変わりはない。会話の中で感じれたのは、むしろ、われわれよりも前向きに生きている。
  実際、我々は情報過多の中で特に気にすることなく生活しているが、彼らは、もっと知りたい、感じてみたいことを主張されておられた。パソコンの普及と音声ソフトの進化に伴い、情報が入手しやすくはなったものの、まだまだ困難な点はある。実際、図・絵・写真・表などが的確に読取れないことや、ほとんどのページがビジュアル重視になりがちな点を指摘しておられた。そのほか、取扱説明書など、生活レベルでの即応性を求めるものの対応がなされていない点などは、確かにその通りであろう。目に見えていることが普通であれば、気付かない事かもしれないが、決して無視できないことである。もしかすると、そこに次の時代があるかも知れない。
最後に、して欲しいこととして、述べられていたことは、
・相手のことをよく考えることが大切。個々によって違うため、マニュアルじゃない対応を求めたい。
・無理しないで接してほしい。
・声をかけてもらう。

 実際知りたいという欲望は、先に述べた通り、我々よりも強いかもしれない。その情報量からすると、日常においても不安なことは沢山ある、これはどうなっているのか、その危険性の有無、神経はかなり使っておられる。確かに我々からして気付き難い点ではあるが、そんななんでもないところに手を差し伸べ、明かりを灯すことができる、そんな気がした。

(つづく)

 

第一回オリエンテーション

平成14年9月13日(金)
点訳講習会 (日本ライトハウス) レポート

今日は、点字技術講習会のオリエンテーションということで参加。

視覚障害者は、たまたま目が見えないのである。
冒頭、説明にて解説があった。確かに、その意識は、目が見えないことへの差別を知らない間に対応している特別なものから、はたと気付かせるものであった。
社会福祉法人 日本ライトハウス は、地域のボランティア団体とはまた違い、組織とその総合力、歩んできた経緯は、本質に近いものであろうと確信。それは、必要とされるものである。
現状、移動手段と情報入手がまだまだ困難なため、社会参加にバリアが生じ、本来保障される権利を保持できるよう、力添えができればと考える。『ノーマライゼーション』の理念を少しだけかいまみれたようだ。

視覚障害者は、30万人。全盲・弱視の方がそれぞれ半数ずつおられる。
低年者の視覚障害者は、減少している。逆に高年者が増加しているのは、他の病気からの障害からも多い。
点字はその全体から10%程度の方が読めるほどである。現状中高年からの視覚障害では、指先の感覚が鈍くなるため、取り組み始めることは困難である。昨 今、点字離れが多いようであるが、その需要が少ないというわけではない。多義にわたって、情報の入手は様々ではあるが、点字の必要性は、求められる点字媒 体の量から察するにまだまだ、少ないものである。

現在、パソコンの普及に伴い、ネットワーク化され、全国でその点字図書は共有できるものとしているが、先にも述べた通り、まだまだ少ない。
簡単な話し、パソコンで点訳が容易にできるように思われるが、実際には構成は人の手にかからないと不可能な要素が多大であるため、年間300タイトルしかできない(日ラにて)。
国も企業も、ここにきて積極的には取り組みが見られるようであるが、あと一歩物足りないのが感じ取られた。その点は、実際これから、講習会および講義にて、理解できれば・・・。

(つづく)

 


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