九州北部豪雨災害支援 4th(朝倉市)

発災からひと月半、お盆を過ぎて支援者の数が気になり、再度九州北部へ二日間のお手伝い。数多くボラセンがあったがここへ来て東峰村日田の大鶴も終息を向かえる兆しとなり、以前から気になっていた朝倉市のボラセンに一日目は入ることにした。二日目はこれまでの災害現場で御一緒した仲間と日田で落ち合うことを予定。

初めての朝倉ボラセン。千人規模で募集がなされ、現場の範囲は広く、未着手の箇所も多いとのこと。少し早くついたので河川広場で駐車して待機。8時前後から突然の大雨に。9時の受付に合うよう小雨時に支度して列に加わる。天気予報は晴れである。突然の雨もあり、いつもより少ないというがそれでも平日で700名ほどが参加したそうだ。
大掛かりな依頼が突然の雨でキャンセルになったこともあり、小分けして沢山の依頼をセンターが順序立ててさばいていく。また強く降り出した雨で待機すること10分ほど、資材を積み込み約15名で現場に向かう。
これまでの東峰や大鶴で見られる自然崩壊の状況とは違い、住宅被害の現場で至る箇所で家屋の被害が目に入る。河川は流木の爪痕、土砂に埋まる車両など、インフラ整備を始めとして手が回らぬ現状が未だ多く見受けられる。

現場はボラセンから20分ほど移動した朝倉IC北部の宮野地区。倉庫の家財と泥出しが依頼であったが、結局のところ床はぎとその泥出しまで。この時期になってくると、現場作業になれた方々が多く見られ、阿吽の呼吸で作業が進む。水道の量が追いつかずに川からの人海戦術で補うなど臨機応変に瞬く間に…。程よく泥だらけになりながら、心地よく作業終了。先にも挙げたが、朝倉ではまだまだ作業の依頼が追いつけてないのが現状で、1000人規模の募集が常になされている。今後、学生が夏休みを終えてからの台風シーズンまでにはある程度の状態にまでの施しが必須であろう。

雨上がりの蒸し暑さは半端なかったが、とても清々しい気持ちで終えることができた。帰りに道の駅でかった巨峰を頬張りながら、宿をとった日田へ。二日目の予報は雨。

十分に爆睡し、二日目。既に雨である。丹波の災害で御一緒した三重のSさん、山口のIさんとご一緒予定。ボラセンに8時過ぎ到着するが早々に中止との知らせ。再開ができたつかの間、前日の雨で体調が思わしくないので、ここで帰阪することに。またどこかでご一緒できればと。