熊本地震災害ボランティア 4th (益城)

再び熊本益城へお手伝い。益城2016062601
このところの天候不順で、豪雨による被害も気になる熊本地方。警報が出れば中止となることを覚悟して現地入り。予報では日曜日のみ天候が回復するとのこと、前回雨天の中での作業であっただけに少し安堵。

早めに熊本入りして溜まった仕事をこなし、少し仮眠して朝を迎えた。
集合時間前にはすでに多くの方が集まってこられ、早速列に加わる。益城は今回で二度目のため、オリエンテーリングはパスし、コーディネートが始まる。
益城2016062603挙手して班わり、10名でブロック塀の解体作業にあたることに。
向かった現場は住宅地で、辺りは見たところの被害は少ないようで、倒壊した家もあまり見られない。10名で駆け付けた内容はさほど大きな現場ではなく、2-3名が30分で片づけることで、センターに戻ることとなった。しばし待機していると11時半頃に作業が舞い込んだ。
益城2016062608益城2016062602これまでの継続で、集積所までの運搬作業。中に現場を知るベテランさんの話では、益城の南部で中心地同様に被害が集中したエリアらしく、2トンが数往復するほど多くのがれきがあるらしい。少しの場所の差で、これほどまでに被害に差があるのは今回の熊本地震の特徴ともいえよう。
周りは電線が垂れ下り、地面にはいくつもの大きな亀裂が入る。依頼者宅は、倒壊こそ免れたものの、大きく傾く母屋と離れの損壊の状態であった。
これまで数日間のボランティア作業により、ブロック、瓦、ガラス、鉄くずが山のように分類わけされていた。
早速トラックに積み込む作業にあたる。ご一緒させていただいたメンバーはほとんどの方が手馴れてる方で、あれよあれよと片付いていく。気が付くと子傷を負いながらも約二時間、短い間であったがかなり充実した内容であった。
綺麗に片付いた時点で依頼者に確認していただき、とても喜ばれたのが(毎度ながら)心に残る。

益城2016062605益城2016062607ボラセンに戻る道中、本日の私たちの作業ぶりに気を良くしたのか、ベテランさんの計らい(?)により、特に被害が大きかった中心地木山あたりを案内していただいた。
益城2016062606益城2016062604ほとんどの家屋が倒壊した様に、言葉が出ない。今後、如何に復旧復興がなされるものか、そんな先の見通しすら失うほどの光景であった。
まだまだこれから先の長い状況に変わりはない。(HICO)