第十ニ回 点訳技術講習会

平成14年12月19日(木)
2002年度点訳技術講習会 第十ニ回 レポート

 本日は、この点字講習会前期の締めくくりの試験であった。総評は、ふううん。なんとなく、思ってたのと違う形式であった為、まごついた。なるほど、前回の模擬テストよりも、簡単であったが、前回のようにいろいろと開設してくれない。例えば、間違い探しだ。前回だと、その個数を教えて頂いて、それをめどにしていたが、そんなのはなかった。
おおまかに、本日の試験の内容を挙げてみよう。大きく四問あった。問一、五個の文章を墨字により分かち書きをせよ。問ニ、墨字三文を点字化せよ。問三、14桁点字文を墨字訳せよ。問四、24行点字文中の間違いを指摘し、訂正せよ。
問題用紙1枚、展示文用紙2枚。ボリュームはあったが、さほど難しいものではなかった。内容は、毛利さんのエンデバー(スペースシャトル)による宇宙飛行についての感想文であった。前回のように医学的なややこしい説明文や表現はなかったので、その点字化には労することはなかった。
しかし、なんせいろいろな標準基本項目が多い為、その確認をしていくので時間をさいた。というのも、この試験には持ち込み自由という、逆の意味でプレッシャーがあるのだ。その意味は、間違えられないということで、何度も何度も見直すことで、さらに納得し、こなして行く作業であった。いつのまにか、周りの人はいなくなっており、知らぬ間に2時間を過ぎていたようだ。 —何とかかんとかやり遂げたが、自信はあまりない。どうしよう!
この結果如何によっては、来年からの後期の受講を受けることができないのだ。結果は、今年中に郵送にて知らせがくるとのこと。ドキドキものである。

(宿題)
*点訳
次回に引き続き、『はちとハチミツの統計学』の点字。

今回で、前期が終了した為、宿題の提出は、郵送で送ってよいそうだ。その際、この日本国においては、点字の郵便に関しては料金が発生しないという。これまた、説明すれば長くなるので、その方法は、割愛する。このシステムは、よくできている。現状、郵政民営化などがなされるとすれば、このあたりの優遇措置などは、保護されるのであろうか、はたまた、より良いシステムが出来上がっていく世の中になっててほしいものだ。

この試験の結果次第によっては、この報告レポートが終了する可能性がある。もしそうなったときの為に、ここで、長くお付き合いくださったことへの感謝、THANKSである。

(つづく?)